3月1日、5年ぶりに卒業式に出席いたしました。

卒業式を迎えたのは226名の7６回生です。

76回生は入学当初からコロナ禍により制約の多い学生生活を送ることになりまし
た。
クラス毎の研修旅行や体育祭そして文化祭も注意を払いながら実施されました。勿論生徒たちの希望は最大限に活かされ、実施に当たっては生徒たちが中心となり進められました。
生徒を信頼し任せるという気風は私達の在学中にも感じていました。
仙高の自由な空気は「自主自立」が大きな役割を果たしていると思いますが、先生方が生徒を信じ、生徒の可能性を信じていたからではないでしょうか。
この校風は仙中創立からだと思います。
仙中は創立当初から受験勉強だけに縛られず芸術などにも力をいれていました。共学となり仙高が変わったと思われる皆様、仙高には先輩から引継がれた自由な雰囲気が脈々とながれております。

４月には試験を乗り越え、希望に満ちた新入生が入学します。
新入生を暖かく見守って下さい。
早いもので国見に移転して49年目の春を迎えます。
国見の丘で新しい風が吹いてくる日を待ちましょう。

　　　　　　　　　　　　仙台高等学校同窓会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　加藤　吉男（１９回生）